装置の一例のご紹介
当院では小児から成人の方まで、取外しのできる可撤式装置からマウスピース矯正、
その他オーソドックスな方法までさまざまな治療に対応しています。
以下に当院における装置の一例をご紹介します。
可撤(かてつ)式歯列拡大装置
小児期に用いる可撤式歯列拡大装置です。就寝時の使用がメインです。
小児期から治療を始めるメリットは成長発育を充分に利用できること、永久歯列の全体矯正の時に健康な歯を抜かずに済む可能性が高くなることなどが挙げられます。
▼メリット
装置を取り外して歯みがきができるため、虫歯になりにくいです。その他、上顎や下顎の成長を促進したり抑制したりする装置もあります。
▼デメリット
取り外し可能なため装置を紛失したり、取扱が悪いと破損してしまう可能性があります。
マウスピース型矯正装置
マウスピース型カスタムメイド矯正装置です。
装着していてもほとんど見えませんので終日の使用が可能。
▼メリット
取り外しが可能で、食事の際などは取り外すことができ、衛生的です。
▼デメリット
噛み合わせを完全に治すことは困難です。最近の報告では歯の移動に対する有効性は固定式装置に比べ15%〜80%に止まると言われています。
マウスピース矯正に関する日本矯正歯科学会の公式見解は以下のURLです。
マウスピース矯正をお考えの方はご一読ください。
https://www.jos.gr.jp/4348
メタルブラケット
一般的なメタルブラケットによる治療法です。当院では一つ一つの装置にそれぞれの歯の位置の3次元的な情報が組み込まれた、いわゆるフルプログラムドアプライアンスを使用しています。
▼メリット
スムースな歯の移動が可能となり、治療期間の短縮、痛みの低減が可能です。
▼デメリット
他の装置に比べ、少々目立ってしまいます。
透明ブラケット+エステティックワイヤー
透明ブラケットとエステティックワイヤー(目立たないワイヤー)による方法です。
基本的には金属の装置と同じフルプログラムドアプライアンスですが、透明ブラケットとエステティックワイヤーによる方法です。
▼メリット
ブラケットが透明なのでほとんど目立ちません。
▼デメリット
装置が割れることがあります。
舌側矯正の一例
裏側矯正の一例です。
当院では症例を選んで使用しております。
▼メリット
表側からは見えず、接客業をされている方などにおすすめです。
▼デメリット
歯みがきがしにくく、表側矯正よりも費用が高くなります。